料金、広さ、設備に満足!トランクルームの選び方のコツ伝授
家に置くことができなかった荷物を、月額料金を支払うことで預けることができるトランクルーム。
転勤に伴う引越しで部屋が狭くなりモノが置けなくなった方や、大切なものをこっそりと保管しておきたい方などは、予算と相談しながら有効に活用したいところです。
保管したい品物は人それぞれ違うため、それぞれの目的に応じた選び方が大事です。借りる際に確認しておきたいポイントをまとめてみました。
スペースと月額料金は比例する
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トランクルームは、レンタルするスペースに応じて月額料金が決まります。
料金相場は土地によって差が出ますが、半畳程度で数千円、数畳を借りようとすると数万円かかることもあります。
中にはダンボール1箱当たり数百円で預けられるサービスを展開している業者もあります。契約者が預けている品物として多いのは、家具や家電、雑誌書類、服、季節の行事用品などです。預かり品の傾向としては、スペースを取る大型の品物と紙類や服といった小物系の2種類に分かれています。
ダンボール1箱の書類だけを預けたい方もいれば、タンスやテーブルをまとめて保管したい方もいるので、まず自分が何を預けたいのかを書き出して、保管に必要な面積を把握しておく必要があるでしょう。
荷物の出し入れ頻度も重要な決め手
自宅からトランクルームまでの距離も、選ぶ際には重要な決め手となります。
一般的に、都心に近いほどレンタル料金は高くなり、郊外ほど安くなりますから、都心に住んでいる場合、近くのルームに保管しているとモノの出し入れは便利ですが、料金の高さがネックとなります。
逆に、郊外にあるルームに預けると料金は安いものの、出し入れは不便となるでしょう。
車の有無や移動にかかる交通費を考慮すると選択肢も限られてきますが、頻繁に出し入れする品物があるなら近場の方が都合がよいでしょう。
一方、ヒーターや扇風機のような季節限定の家電や、ひな人形・こいのぼりといった行事用品の保管なら、年に何度も出し入れする必要がないので、遠くのトランクルームに保管するという手もあります。
ルーム環境も料金を大きく左右する
トランクルームは大きく屋内型と屋外型の2種類に分かれています。
屋内型は警備体制が充実していたり、エアコンによる気温・湿度調整によって安定した環境の下で品物を保管したりすることができますが、その分料金も高くなりがちです。
屋外型の代表は野外コンテナで、自分で鍵を開け閉めして荷物を出し入れします。空調設備がない代わりに通気口を備えているなど気温や湿度の影響を受けやすいのが欠点ですが、料金は比較的安めです。
自分が預けたい品物は環境の変化に強いか弱いか、セキュリティ面はどこまで気にするか、建物やコンテナの耐震強度に問題はないかといった点を考慮しながらハコを決めましょう。
同じ条件でも異なる料金体系、業者の選び方はさまざま
最後に業者の選び方についてです。
土地や設備面、スペースの広さは似ていても、料金は運営業者によって大きく異なる場合があります。
業者を選ぶにあたって最も目立つのはレンタル料金ですが、トランクルームを借りるには他にも料金が必要となります。例えば事務手数料にあたる初期費用、敷金や礼金、月額使用料が滞った際に充てられる保証金、管理費などがそれにあたります。
業者の中には管理費や契約更新料が無料とか、月額料金が割高である代わりに初期費用や敷金が無料のところもありますから、使用する期間によっても使用料金に差が出てくるでしょう。できるだけ多くの業者から見積もりを取り、事前にルームの中を見学するのが理想的です。
また、国土交通省が認定した倉庫業者に与える資格「優良トランクルーム」を持っているかどうかも参考になります。契約の際には初回利用料、運転免許証などの本人確認書類や銀行印、緊急連絡先などを求められるので事前に用意しておきましょう。